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筋トレは病気に強い身体を与えてくれる!?|生活習慣病やガンの予防まで。

2020年11月23日

筋トレ 病気

 

筋スケ
近年、健康志向の高まりや、フィットネスブームもあり街中に多くジムを見かけるようになりました。

本記事では「科学的に正しい筋トレ 最強の教科書」という著書に書かれている、「筋トレが病気に強い身体を与えてくれる」をテーマに要約していきます。

 

<参考文献>
科学的に正しい筋トレ~最強の教科書~

 

健康増進に役立つ運動といえば、従来はジョギングやランニングなどの有酸素運動が推奨されていました。

 

しかし、近年は有酸素運動よりも筋トレのほうが、健康増進に効果的ということが2017年シドニー大学の研究によって分かりました。

 

 週2回以上の筋トレは、ガンによる死亡率を3割減少させ、すべての病気における死亡率を2割減少させる。

 

そして、このような効果はジムでの筋トレだけでなく、家で行う筋トレでも同様に得られることが分かっています。

筋トレを行うことで、血圧の低下、糖質の代謝の改善等、具体的な効果が得られることが示唆されています。

結果として病気による死亡率が減少するのです。

 

また、筋肉にはアミノ酸を貯える役割を持っています。

病気や怪我をしたときにアミノ酸の貯蔵量が多いほど回復力が高くなり、怪我や病気の治りが早くなります。

つまり筋肉量が多い人ほど筋肉中に貯えられるアミノ酸が多いため、病気による死亡率が低下するのです。

 

筋スケ
筋トレは病気に強い身体を与えてくれます!
ここからは、筋トレと病気になるリスクの関係について解説していきます。

 

 

筋トレはガンによる死亡率を減らす

筋トレ1

 

これまではランニングやジョギングのような有酸素運動が多い場合、様々なガンによる死亡率が減少することが分かっていました。

アメリカ・スローンケタリング記念がん研究所のレマンヌらは、「筋トレによっても、がんの死亡率が減少するのではないか」と推測しました。

 

そして2013年にガンと推測された2863名を対象に、筋トレによるガン死亡率への影響を調査した結果が報告されました。

 

トレーニングを週1回以上行っている場合、トレーニングを行ってない場合と比べて、死亡率が33%減少する。

 

この結果からレマンヌらは、有酸素運動だけでなく、フィットネスにおける筋トレへの参加を推奨しました。

そして筋トレはガンによる死亡率減少の期待だけにとどまらないことも分かりました。

 

 

週2~3回のトレーニングはあらゆる病気の死亡率を減少させる。

ランニング1

 

これまで、筋肉量を増やすことが病気による死亡率を減少させることが示唆されていました。

しかし、「トレーニングを行うこと」「病気による死亡率の関係」は明らかになっていませんでした。

 

そこでアメリカ・ミシシッピ大学のダンケルらは、筋トレと病気による死亡率の関係の調査を行いました。

その結果

トレーニングを継続的の行っている場合、トレーニングをしていない場合に比べてあらゆる病気による死亡率が23%減少する。

ことが明らかになりました。

 

また、この死亡率の減少は1週間に2~3回の筋トレを行ってる場合に有利であり、

週5回以上の筋トレでは死亡率の減少効果が低いことが明らかになりました。

 

なぜ週2~3回が効果的なのか?

その理由の1つにトレーニングの継続性が上げられます。

 

週5~7回の高頻度でトレーニングを行うことは、心身的疲労で継続が困難になるため、

トレーニングが継続できる最適な頻度として週2~3回と推測しています。

 

以上の研究結果より

筋トレを続けることで、ガンによる死亡率を33%減少させ、すべての病気による死亡率を23%減少させる

ことが明らかになりました。

 

 

ジムでの筋トレのほうが有効なのか?

筋トレ3

 

2017年、シドニー大学のスタマタキスらは8万人を対象に大規模調査を行いました。

週2回以上のトレーニングと、週150分以上の有酸素運動が与える病気の死亡率の調査が行われました。

 

その結果から、

ガンによる死亡率は31%減少し、すべての病気による死亡率を23%減少させる

ことが明らかになりました。

 

また、「ジムでのトレーニング」「家での自重トレーニング」による病気での死亡率の調査も同時に行いました。

 

その結果

ジムでも家でも同等の死亡率の減少を示し、ジムと家で両方行う場合、さらなる死亡率の減少を示しました。

この結果は、トレーニングが続けられない人や、ジムに行けない人にとって朗報です。

 

ジムに行かなくても、自宅で腕立て伏せや、自重スクワットを行うことで、ジムでのトレーニングと同等の効果が得られることが明らかになりました。

 

この結果は、トレーニング人口を増やす後押しとなることでしょう。

 

 

トレーニングが死亡率を減少させるメカニズム7選

筋トレ4

 

トレーニングが死亡率を減少させる根拠は、以下のようなものがあります。

ココがポイント

・トレーニングによる血圧低下

・糖尿病リスクの低下

・グルコース代謝の改善

・全身性炎症の減少

・抑うつ症状の軽減

・認知症機能の改善

・筋肉量の維持・増加

 

筋トレをすることで、これらの効果が得られることが明らかとなりました。

結果として病気による死亡率を減少させることが裏付けられたのです。

 

 

まとめ~筋トレは病気に強い身体を作る~

筋トレ5

 

筋トレを続けることで、ガンによる死亡率を33%減少させ、すべての病気による死亡率を23%減少させる

 

筋トレは筋肉を付けるだけでなく、様々な病気にかかるリスクを減少させて、健康な身体を手に入れるために必要だと分かりました。

健康で長生きするためにも筋トレは必須です。

ジムに通うのも自宅でトレーニングをするのも、同様に健康増進の効果が認められています。

 

筋スケ
日々の生活に筋トレを取り入れて、健康でアクティブな毎日を過ごしましょう!

 

それでは!

 

 

<参考文献>
科学的に正しい筋トレ~最強の教科書~

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こんにちは!筋スケです。 筋肉をつけるためには正しい方法で、賢くトレーニングすることが大切です。 このブログでは筋肉を効率的につけるノウハウや、ダイエットの方法を発信しています! 身体を変えて素敵な日々を過ごしましょう。

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