筋肉を肥大させるために必須の栄養素が「タンパク質」です。
タンパク源として鶏胸肉を食べている人は多いでしょう。
鶏胸肉が人気の理由は高タンパク・低脂質、そして低価格なところ。
ダイエットにもバルクアップにも使える優秀な食材だからです。
実はそれだけではなく、鶏胸肉には他にも筋肉にとってプラスになる要素があるのです。
トレーニー必見です!
鶏肉の栄養成分
★鶏胸肉(皮なし)100gあたり
エネルギー:109kcal
タンパク質:22.4g
脂質 :1.4g
炭水化物 :0.0g
鶏胸肉は皮を取ることで、脂質とカロリーを下げることができます。
ダイエットや減量を行うときに非常に優秀な食材です。
★鶏胸肉(皮あり)100gあたり
エネルギー:191kcal
タンパク質:19.6g
脂質 :11.6g
炭水化物 :0.0g
皮には脂質が多く含まれるた敬遠されがちです。
「捨てるのがもったいない!」という人は「捨ててしまう鶏皮を調味料に変身させる方法|鶏油(チーユ)の作り方」で鶏油(チーユ)の作り方を紹介しています。
★もも肉(皮なし)100gあたり
エネルギー:118kcal
タンパク質:18.7g
脂質 :4.0g
炭水化物 :0.0g
鶏もも肉は皮なしでも、若干の脂質を含みます。
料理をしたときにジューシーな仕上がりで、一般的に料理に好まれるのは鶏もも肉です。
ダイエット中でなければ、皮なしの鶏もも肉もオススメできます。
★ささみ 100gあたり
エネルギー:105kcal
タンパク質:23.0g
脂質 :0.8g
炭水化物 :0.0g
さすがは高タンパク・低カロリーの代表食材のささみです。
脂質をほとんど含まず、カロリーも低いのでダイエット中に最適の栄養成分です。
ただし鶏胸肉よりも値段が高いので、鶏肉を大量に消費する方は、皮なし鶏胸肉でも十分減量やダイエットに代用できます。
鶏胸肉の栄養素が優秀な理由を解説していきます。
鶏胸肉に含まれる栄養素
鶏胸肉は高タンパク・低脂質だけでなく、他にもさまざまな筋肉にうれしい栄養素が含まれています。
なぜ筋トレする人は鶏胸肉を好んで食べるのか?
鶏胸肉に含まれる栄養素を知れば、どれだけ優秀な食材か分かるでしょう。
鶏胸肉に含まれる栄養素について解説していきます。
ビタミンB6
鶏胸肉に含まれるビタミン・ミネラル類の中で特に優秀なのが「ビタミンB6」です。
ビタミンB6は、タンパク質をアミノ酸に代謝するのを助ける働きがあります。
筋トレをする人は多くのタンパク質を取る必要があります。
しかし、タンパク質だけを取っていても効率が悪く、うまく筋肉が合成できません。
タンパク質と一緒にビタミンB6を取ることで、効率よく吸収されるのです。
鶏胸肉には他の肉類よりもビタミンB6が多く含まれています。
鶏胸肉のタンパク質と一緒にビタミンB6も取ることができるので、筋肉にとって非常に優秀な食材です。
イミダゾールジペプチド
イミダゾールジペプチドは鶏肉の中でも鶏胸肉特有に含まれる栄養素です。
イミダゾールジペプチド(以下イミダ)は筋肉中に蓄積することで、運動のパフォーマンスを向上させることが確認されています。
渡り鳥が長時間飛び続けることができるのは、イミダが筋肉中に多く蓄積されており、筋肉の疲労を軽減させているためです。
イミダは人の体内にも存在しており、筋肉が酷使されるところに蓄積されています。
人がイミダを摂取することで、筋トレをするときのパフォーマンス向上につなげることができます。
イミダに似た働きをする成分として「クレアチン」があります。
クレアチンも筋肉中に蓄積させておくことで、筋トレ時のパワーの発揮や、パフォーマンス向上に期待できます。
しかし、鶏胸肉に含まれるイミダゾールジペプチドはクレアチンと同等の働きで安く手に入るのでコスパが優秀な食材です。
クレアチンについては「クレアチンの効果や摂取タイミングを徹底解説!筋トレの質を向上させよう! 」で詳しく解説しています。
良質なタンパク質
鶏胸肉にはタンパク質が豊富に含まれています。
タンパク質には良質なものと、そうでないものがあります。
良質なタンパク質を表す指標としてアミノ酸スコアがあります。
アミノ酸スコアが高い食品ほど良質なタンパク質であり、筋肉を成長させる効果も高いです。
アミノ酸スコアについては「アミノ酸スコアとは?必須アミノ酸をバランス良く含む食品4選を紹介!」で詳しく解説しています。
鶏胸肉は9種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれている、アミノ酸スコアが100点の食品です。
筋肉を成長させるために優秀な食品です。
良質な脂肪酸
鶏胸肉は皮を除けば、ほとんど脂質は含まれません。
ただ、皮は脂肪酸のバランスが良い脂質を含みます。
脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つに分けられます。
メモ
・飽和脂肪酸:エネルギーとして使われやすく、体内で合成できる。
・不飽和脂肪酸:オメガ系脂肪酸と呼ばれ、体内で合成できない必須脂肪酸。
一般的に過剰摂取になりやすいのが飽和脂肪酸で、揚げ物や乳製品に多く含まれています。
不飽和脂肪酸は青魚や植物系の油に含まれており、摂取しても体脂肪になりにくいのが特徴です。
鶏胸肉には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸がバランスよく含まれています。
そのため、他の肉類よりも体脂肪になりにくく、ダイエットには最適な食材です。
まとめ~鶏胸肉は筋トレの効果を高める~
★鶏胸肉に含まれる筋肉の成長に欠かせない栄養素
・ビタミンB6
アミノ酸の代謝を助けて、筋肉の合成を促進する。
・イミダゾールジペプチド
筋肉中に蓄積しておくことで筋トレのパフォーマンスを向上させる。
・必須アミノ酸
筋肉の生成に必要な必須アミノ酸がバランスよく含まれているアミノ酸スコアが100点の食品
鶏胸肉は究極の筋肉食材です!
鶏胸肉をたくさん食べて理想の筋肉に成長させましょう!
それでは!